「またケンカしてる!」「仲良くしてって何度言ったらわかるの!」
毎日のように響く兄弟げんかの声。
実はこの“ケンカ”、親の対応しだいで子どもの成長のチャンスに変えられるんです。
この記事では、兄弟げんかを「ただのケンカ」で終わらせない、親の関わり方を紹介します。
💭 兄弟げんかは「悪いこと」ではない
心理学的には、兄弟げんかは社会性を学ぶ大切な訓練。
子ども同士で
- 自分の気持ちを伝える
- 相手の反応を受け止める
- 譲る・謝る・交渉する といったスキルを自然に身につけているのです。
だから、完全になくすことを目指すより、
**「どう向き合うか」**を学ばせることが大切です。
🧩 ケンカを悪化させるNG対応3つ
① すぐに親が仲裁に入る
→ 子どもは「どうせママが決める」と考えるようになります。
自分たちで解決する力が育ちません。
② どちらかを悪者にする
→ 「またお兄ちゃんでしょ!」「妹が泣かせたんでしょ!」
と決めつけると、不公平感が残り、対立が深まります。
③ 無理に仲直りさせる
→ 感情が整理できていないまま「仲直りしなさい」は逆効果。
表面上の“ごめんね”で終わってしまいます。
🌱 兄弟げんかを成長につなげる3ステップ対応
① まず「気持ち」を聞く
怒っている子も泣いている子も、まずは感情の受け止めが先です。
🗣「びっくりしたね」「イヤな気持ちになったんだね」
感情を言葉にしてもらうことで、落ち着く時間を作ります。
② どちらの話も“同じだけ”聞く
順番に話を聞くときは、片方が話している間にもう一方を制止せず、
「次はあなたの番ね」と伝えるのがポイント。
公平に扱われたと感じるだけで、子どもたちは納得しやすくなります。
③ 解決を“本人たちに考えさせる”
親が「こうしなさい」と決めるより、
🗣「どうすればいいと思う?」と尋ねることで、考える力が育ちます。
💡「順番を決める?」「一緒に使う方法はある?」
こうした問いかけが、協調性を引き出します。
🌸 兄弟げんかが起こりにくくなる家庭の工夫
🧸 ① 一人ひとりの時間をつくる
兄弟げんかの多くは、「ママを取られた」という愛情の競争。
1日5分でもいいので、1対1で関わる時間を持つと、子どもは心が満たされます。
🏠 ② “ルール”を一緒に作る
「おもちゃの貸し借り」「テレビの順番」など、トラブルになりやすいことは、
家族会議でルールを話し合って決めましょう。
自分で決めたルールほど、子どもは守りやすくなります。
🎯 ③ 褒めるときは“まとめて”でなく“別々に”
「二人ともえらいね」より、
🗣「お兄ちゃんが待てたの、すごいね」
🗣「妹ちゃんもちゃんとお願いできたね」
と具体的に伝えることで、互いの存在を認め合うきっかけになります。
☀️ まとめ|兄弟げんかは“人間関係の練習場”
兄弟げんかは、成長の証。
親が上手に見守れば、コミュニケーション力と感情調整力を育てる絶好の機会です。
📌 今日からできる3つのこと
- 感情を受け止める
- どちらの話も公平に聞く
- 解決を子ども自身に考えさせる
兄弟げんかを通して、子どもたちは「人を理解する力」を学んでいきます。
だから、すぐに止めるのではなく、「成長の瞬間」を見守ってあげましょう。
みなさん!!
子育てを楽しみましょう!!

